ここが面白い!

色んな作品や展示会の「ここが面白い!」と思った点を、つらつらと書いていければと思います。自分の頭の中を整理する意味合いも込めつつ、いろいろな人と共有できると嬉しいです。

「カメラを止めるな」を見に行こう

※ややネタバレあります。

タイトル:カメラを止めるな!

監督・脚本:上田慎一郎

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Twitterを見てると、「カメラを止めるな!」(以下、本作)という映画について様々な人が語っている。
しかし、一貫しているのはアベンジャーズIWの時の様に”ネタバレしない”というスタイルである。
アベンジャーズIWを見た自分としては、その映画の面白さを認めていないとネタバレをしてしまうと感じる。

つまり本作も多くの人に面白さを認められているのではないか。
私は休みを見つける前に行動を起こした。
近くの映画館の上映スケジュールを調べた後、すぐさま映画館に向かった。

予備知識なんてものは当然ない。
今日知って今日行くのだから。
思い立ったが吉日。

以下は私の本作を見た記録である。


暑さの中、冷たいドリンクで延命しながら映画館に着いた。
そこに待っていたのは、予想以上の人。
大人も子供も皆で休みを楽しんでるのは、なんというか、和む。
特に家族できてる方々。

チケットの機械化には相変わらず慣れない。違和感がある。
そんな機械と悪戦苦闘してる私が、最初に驚いたのは席の埋まり具合。
まさか10席しか残ってないとは思わなかった。危うくレイトショーまで待つところである。

最近では、ポップコーンもジュースも買わない。
いつか子供が出来たら買うかも、などと妄想してるうちに上映時間。
ひんやりした空気が劇場から漏れている。

ワクワクする。この感情だけは子供のころから変わらない。
鼓動が少し早くなり、なんだか落ち着かない。

少し予告編の話がしたい。

私は予告編を見るのが結構好きだから、劇場には早めに入る主義である。

予告編で良いと思うのは、やはり新作を知れることだと思う。
TVでは見逃してしまう、迫力が伝わり切らない、そんな埋もれていく作品もじっくり見る良い機会。
今回気になったのは、「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴ―」「検察側の罪人」だ。

マンマ・ミーア!は前作から観たいところだが、皆で大行進するところが楽しそうで仕方がない。
検察側の罪人はキャストへの興味半分、シナリオ興味半分である。
この手の暗い映画はあまり好かないが、狂気的なキャラと荒れる二宮くん(嵐)に期待が高まる。

閑話休題
ついに上映の時間だ。

「…?」

「…???」

「…?????」

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https://www.irasutoya.com/2016/03/blog-post_31.html

恐らく観た人の多くが感じたことである。
私は正直、少し不快でもあった。このモヤモヤは解消されるのか。
不快よりも不安、だった。
だから今後観る人で不安になる人には伝えておきたい。

「不安になってる奴ほど楽しめる。」

ということだ。不安に思わなかった人も「?」を大切にして欲しい。
貴方はちゃんとこの映画観れてます。

上映は続く
これは、あとで本作を振り返っていて思ったことだが
序盤の伏線もさることながら、中盤終盤を綺麗にまとめていることは評価したい。

考えるほどに無駄のない映画なんじゃないだろうか。
これほど鑑賞の前後で評価が覆った作品もなかなか無い。

BGM含めた演出にも興味をひかれた。
「?」の為に全ての要素が作用している。
やりたいことがハッキリしている映画だ。

上映は最終パートに差し掛かる。
逐一観客が笑う。あなた方はサクラですか?ってくらい笑う。
私もその一人であったことは言うまでもない。

映画館って人と笑いを共有するところだったっけ。
初めての体験に困惑する私。
なんだか胸の奥が温かく感じたのは気のせいかもしれない。

スタッフロールが始まる。
ここでまさかの展開。私はちっとも予想しておらず、少し嬉しかった。
遊び心を忘れないスタッフ陣に感服。

劇場を出る時、頭を抱える人、まだ笑ってる人、感想戦をする謎のおじさん方。
それはそれは色んな方がいた。賑やかだ。
私も一人くらい友達を連れてくればよかったと後悔した。


以上が、「カメラを止めるな!」を観に行った記録である。

本作の内容は面白い。
凄く笑わせてもらった。
考えながらみるともっと面白いかもしれない。

ホラー?コメディー?いやいや、これはギャグミステリーですよ、と。

そう言いたい。

P.S. 前回の記事と打って変わって、物語風に。
他の書き方も試しつつ、スタイルを模索したいところ。